春彼岸中日 ~民話のおはなし会パート2~
2017年3月23日
~小春日和のなか、彼岸中日に、ご先祖供養~
春の彼岸会中日の法要後、『とやま語りの会』の皆様にから富山に伝わる民話を語っていただきました。
『とやま語りの会』は、平成11年に設立した生涯学習ボランティアのグループで、代表は奥井悦子さん。
富山民族民芸村で、月1回「いろりを囲むおはなし」で民話を語っておられます。
民話や昔話の語りを主とし、絵本の読み語り、民話劇などで、保育園、保育所、児童館などへ訪問活動をされ、また、高齢者のいきいきサロン、福祉施設へふれあい奉仕口演活動も行っておられます。
昨年に引き続き本年も当山へお招きし、富山に伝わる民話を語っていただきました。
はじめに、後明志津子さんによる『子撫川の竜神の子』を語っていただきました。
このおはなしは小矢部市に伝わるお話しで、水不足で困った村に竜神のおかげで水が涌き出たというおはなし。
次に、永森信子さんによる朝日町に伝わる『昇天の松』のおはなし。
河原で相撲をしていてがっちり組み合った二人がそのまま天に舞い上がったという、世にも不思議なおはなし。
おはなしの途中、身体を使った手遊びや、「春が来た!」で、「た」抜きの歌をみんなで歌い、笑いを誘って身体をほぐしました。
最後に、『とやま語りの会』代表、奥井悦子さんに『三年峠』を語っていただきました。
こちらは韓国に伝わるおはなしで、「ものは良いように思えば、必ず良くなって行く」と、仏様の教えにも通じるおはなしをしていただきました。
皆さま、大変楽しくお話しを聞くことができ、笑顔で本堂を後にされました。
『富山かたりの会』の皆様、ほんとうに有り難うございました。