法華宗とは

私たちの正しい名は、法華宗(ほっけしゅう)と言います。

法華宗とは、日蓮大聖人を宗祖と仰ぎ、日陣尊聖人を中興の祖とする宗門です。

日蓮大聖人のみおしえそのままに、お題目「南無妙法蓮華経」を唱え、これをひろめ、お題目のこころに従って生活することにより、よりよい世界になることを目指しています。

宗祖日蓮大聖人は、十二才の時、清澄山で出家され、長年月の間、比叡山をはじめ、各地に学問修業に精進を重ね、釈尊の説かれた一切のお経文を読破された後、法華経こそ、釈尊のご本懐(ほんかい)を説かれた経典であると帰結(きけつ)されました。この経典の名からとって立てられたのが法華宗です。

法華宗は、釈尊の説かれた最高の教えである法華経をよりどころとし、法華経の中でも、釈尊の真実のお姿(久遠実成の本仏)が説かれた、如来壽量品第十六を中心、肝心といたします。本門壽量品の心、これがお題目(南無妙法蓮華経)であるとする宗祖のお考えを、今日まで受けついできましたのが法華宗であります。

(出典:「信徒入門」法華宗(陣門流)宗務院教化部 昭和59年発行)


日蓮大聖人(楡原・上行寺蔵)